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JUDGEMENT SYSTEM
ジャッジメントシステム

BREAKING JUDGE
SYSTEM IN DANCESPORT

ブレイキンの
ダンススポーツにおける
ジャッジシステムについて

ダンススポーツにおけるブレイキンのジャッジシステムの現状

ダンススポーツにおけるジャッジシステムは日々進化しています。現在開催されている、WDSFが主催する世界選手権や国際大会などでは、トリビュームシステム(The Trivium Value System)が導入されています。トリビュームシステムは、ジャッジが手元の端末に、バトルをみながら「ボディ」「ソウル」「マインド」の3ポイントの評価を入力する相対評価で審査されます。JDSFブレイクダンス部では、トリビュームシステムのキーとなるポイントを理解したうえで、独自にアブソリュート ジャッジング システム(絶対評価審判方式)を開発し、2019年 全日本ブレイキン選手権から導入しています。各大会でのジャッジシステムは、大会出場対象者に必要に応じてJDSFブレイクダンス本部からアナウンスされます。

JDSF主催大会でのジャッジシステムについて

JDSFブレイクダンス本部では、ブレイキンの持つ魅力をダンススポーツとして表現するため、また世界で通用するダンサーが勝ち上がれるために、絶対評価審判方式を導入しています。JDSF主催の全日本ブレイキン選手権及びブロック大会ではこちらのジャッジシステムで審査が行われます。
以下は、ブレイキン絶対審判方式の評価基準です。
※2020年バージョンの実施規定書は、ブロック大会エントリー開始時にリリース予定です。

JDSFブレイクダンス本部 絶対評価
ジャッジシステムの評価基準

表1:評価基準(PCS : Program Component Score)

評価基準(PCS)の採点Scale(0.25刻み)

1点=非常に不十分 〜 10点=傑出 にて評価。

評価基準(PCS) 評価項目 採点
①Technique/Body(技術)
  • Difficulties(難しさ/難易度))
  • Variation(バリエーション)
  • Body control(ボディコントロール)
  • Cleanliness/Smooth(クリーンさ/スムーズさ)
4.00~40.00
②Personality/Originality(表現)
  • Flavor (雰囲気の独自性)
  • Originality(独創性)
  • Transition(トランジション)
  • Detail(ディテール)
4.00~40.00
③ Total balance(総合性)
  • Constitution(構成)
  • Execution(完成度)
  • Musicality(音楽性)
  • Performance/Battle(パフォーマンス/バトル)
4.00~40.00
表2:一般加減点項目の評価
加点 加点基準 内容
+1.00 Surprise
(サプライズ)
その曲と空間において、意表をつくような特に効果的な表現技があった場合に加点する。Constitution(構成/完成度)のPCS項目とともに高く評価しても良い。Constitution(構成/完成度)に限らず、常識を超えるスピード、回転量、高難度、大きな効果を生む組み合わせ(トランジション)などで加点される。
+3.00
+7.00
+10.00
減点 減点基準 内容
-1.00 Repeat
(リピート)
自分の特徴的な「技」を、その対戦中に繰り返して使うこと。
-3.00
-5.00
-1.00 Bite
(真似をする)
広く受け入れられている技や動き、仕草以外で、他のダンサー特有の技、動きの真似をその まま行った場合に減点とする。
-3.00
-5.00
-1.00 Crush
(クラッシュ)
崩れた、バランスを失った、滑ったなど観客から見てわかる悪影響の程度で判定される。
-3.00
-5.00
-1.00 Misbehavior
(ミスビヘイビヤー)
全体的な動きとは別に、スポーツマンシップに反する不適切な表現があった場合。
例:相手を手で押す・手のジェスチャー及び言葉で罵倒するなど。
-3.00
-5.00
Loss Lost
(ロスト)
相手に暴力を振るう、公序良俗に反するジェスチャーなどして、スポーツとして認められない行為があった場合や、怪我などにより演技続行不可能と判断された場合は、Lostとなり全てのPCSの点、加減点をゼロにしてその対戦は終了となる。

各加減点項目の定義は、原則として審査するジャッジによる多数決にて評価することとする。