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WHAT'S BREAKING
ブレイキンについて

WHAT'S BREAKING

ブレイキンとは

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ブレイキンとはブレイクダンスとも言われています。音楽に乗せて身体のあらゆるところを使って、回ったり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れたダンスです。
「BREAK DANCE」というものは、「4 ELEMENTs」からなる「Hip-Hop」と呼ばれる文化の一つであります。そのHip-Hopのダンスを踊っている人たちのことを「BBOY、BGIRL」と呼び、元々は「BBOYING」や「BREAKING」、略して「ブレイキン」と呼ばれていましたが、流行とともに一般に分かりやすいように説明するため、「ブレイクダンス」と呼ばれるようになっていきました。元々の名前は「BREAKING」です。
「4 ELEMENTs」とは、DJ、BBOY、MC、GRAFFITY のことを言います。

ブレイキンの特徴

「バトル」文化

主な特徴として、踊りを見せ合い戦うことをバトルと呼びます。
具体的には1対1から2対2のなどのソロ(1人で踊ること)を中心として戦うカテゴリーや、チームバトルなど大人数でルーティーン(合わせ技やチームとしての空気感やチーム力)をして戦うなど様々なカテゴリーがあります。
ソロバトルでは、ブレイカーとしての精神力や経験値が求められ、チームでのバトルではコミュニケーション力や想像力などが必要です。
この「バトル」の文化にはブレイキンの歴史が影響しており、次世代へと受け継がれています。

ブレイキンの歴史

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ストリートから世界へ

起源は1970年代初頭のニューヨーク・サウスブロンクス地区の貧困地帯です。
当時、ここは世界でも稀にみる貧困地区で、アウトローたちがあらわれてきました。縄張り争いが始まり、たくさんの命が奪われていきました。 そんな彼らも、家に帰ってはBREAKINGやMC、DJなど音楽に没頭していたと言われています。当時、人が殺し合いで亡くなっていく中、そのパワーをどこに向けていいのかわからなくなったギャングたちに、「殺し合いをせずに音楽で勝負する」と当時のDJだったギャングのボスが提唱したことによって、向き合って踊るバトルというフォーマットが自然に生まれていきました。
その頃、BLOCK PARTY(クラブパーティーのようなもの)と言われる音楽を通して「楽しむ場」ができ、彼らはそこでもバトルを繰り広げ、Hip-Hopカルチャーが瞬く間に世界中に広まっていきました。ちなみに「Hip-Hop」という言葉が世に出たのは1982年だと言われています。
その後、1980年代前半、ニューヨークの大規模なバトルがメディアの関心を受け、これがブレイキンの急速な成長へと繋がり、テレビ番組や映画化、公のイベントなどにも進出していきました。

ブレイキンの要素

ブレイキンには様々な動きがありますが大きく分けるとTOPROCK、FOOTWORK、POWER MOVE、FREEZEといった構成になります。
この4つの構成の中にもたくさんの動きがあり、これらを基盤とし、自分独自の良さを生かした動き等を取り入れていきます。
身体能力の高さが主に必要とされるように思われますが、もちろんダンスなので音楽や表情、見せ方など様々な表現力やセンス、キャラクター、そして新しいものを作り出す創造力など様々なことが問われます。

TOPROCK(​トップロック​)

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フロア(床)へ入る前に立って踊るダンスのこと。ほとんどのラウンドで、このトップロックからムーブ(演技)が始まります。トップロックを踊り始めることが、ムーブに入る合図にもなります。また、それぞれの動きには意味や解釈を保有しているものもあり、組み合わせることで、表現やアピールとなります。

FOOTWORK(フットワーク)

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しゃがんだ状態で地面に手をつき、素早く動く足さばきやステップなどのことを指します。フットワークには、いくつかのパターンがあり、ステップのパターンの組み合わせや変形を加えることでオリジナリティを出します。

POWER MOVE(パワームーヴ)

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ブレイキンを代表する様なアクロバティックな動きが特徴的なのがパワームーブです。背中や肩で回るウィンドミル、頭で回るヘッドスピン、体操の鞍馬の技にもあるトーマスフレアなどが有名であり、身体の様々な部分で回転する動きを指します。

FREEZE(フリーズ)

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トップロック、フットワーク、パワームーブなどの一連の流れから、音に合わせて身体や動きを固めて止め流ことをフリーズと言います。この動きには、バランス、パワー、柔軟性が必要で、止まる際の身体の形や止まり方で個性を表します。椅子に座っている様に見える「チェア・フリーズ」が有名で、低い位置や高い位置で止まるなど、様々な種類があります。

ブレイキン急成長の背景と今後

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より多くの人に見てもらう「スポーツ」に

 2024年のパリオリンピックにダンススポーツ競技ブレイキン種目として採用されたことにより、カルチャーとして育ってきた文化が「スポーツ」として認可を受けています。
今後より多くの人に見て頂けるチャンスが広がり、さらに進化をして行きmす。ブレイキンの急成長の背景には、「ソロとしての精神力や創造力」「チーム活動を通して得られるコミュニケーション力や団体ならではの創造力」「子供から大人まで様々な世代が大会に参加するので異世代のコミュニケーションがはかれる」「国際大会などを通じての国際交流」など、一つのダンスを通じてたくさんのことを学べることがあります。これから、国内の競技会や普及活動、選手強化に関する活動が一層増え、競技者の増加や競技力の向上が見込まれています。